
BIG YANK 26AW
藤原 裕に聞く、26AWコレクション。
26AWでは、新型のデニムジャケットをはじめ、グレーシャンブレーシャツやブラックシャンブレーのセットアップなど、新作が揃いました。今シーズンのテーマや、それぞれのアイテムを作ったきっかけ、そして「どう着てほしいか」について、クリエイティブディレクター・藤原 裕に聞きました。

こだわり抜いたデニムジャケット
今回、一番作りたかったのが、このデニムジャケットです。寺本さんのコレクションを見ていく中で、1940〜50年代頃のBIG YANKにはデニムパンツが存在していたことが分かりました。そのジーンズをベースに作るなら、「セットアップになるジャケットも作りたい」と思ったのが始まりです。
こだわり抜いたデニムジャケット

──今回、一番力を入れたアイテムを教えてください。
今回、一番作りたかったのが、このデニムジャケットです。寺本さんのコレクションを見ていく中で、1940〜50年代頃のBIG YANKにはデニムパンツが存在していたことが分かりました。そのジーンズをベースに作るなら、「セットアップになるジャケットも作りたい」と思ったのが始まりです。BIG YANKのデニムジャケット自体は1960〜70年代にも存在しますが、今回はあえて1940年代のシャツと同じ時代感をテーマに、ワンポケット仕様のデニムジャケットをデザインしました。

──一番のこだわりはどこですか?
一番分かりやすいのは、右胸のポケットですね。一般的なファーストタイプは左胸ポケットですが、僕が持っているとあるヴィンテージには右胸ポケットの個体があるんです。単純に右胸ポケットにしたわけではなく、実際に存在した仕様を取り入れました。もうひとつは、ステッチです。パンツもトリプルステッチなので、ジャケットにも採用して、セットアップで着た時に統一感が出るようにしました。背中のヨークだけではなく、Tバックの内側までトリプルステッチ仕様にしているので、見えない部分までしっかり作っています。今回のデニムセットアップはパンツもジャケットも黄色のステッチで統一しました。今までのBIG YANKにはなかった形ですが、新しい定番として育ってくれたら嬉しいですね。

ーおすすめの着こなしはありますか?
今回は久しぶりにリジッドデニムで作ったので、第一ボタンまで留めて、一番下だけ外して着るのがおすすめです。首元をきれいに見せながら、少し抜け感も出せます。袖口は少し細めに作っているので、ロールアップすると時計やアクセサリーもきれいに見えます。セットアップはもちろんですが、デニム・オン・デニムもぜひ楽しんでいただきたいですね。


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ヴィンテージでも珍しい裏起毛グレーシャンブレー
今回は1930年代のシャンブレーシャツをベースにしています。前回は山ポケットをテーマにしましたが、今回はBIG YANKのガチャポケットをベースに作りました。その中で一番印象に残っていたのが、寺本さんのコレクションでした。
ヴィンテージでも珍しい裏起毛グレーシャンブレー
──グレーシャンブレーシャツは、どうやって生まれたんですか?
今回は1930年代のシャンブレーシャツをベースにしています。前回は山ポケットをテーマにしましたが、今回はBIG YANKのガチャポケットをベースに作りました。その中で一番印象に残っていたのが、寺本さんが持っていたグレーシャンブレーでした。一見普通のグレーシャンブレーなんですけど、裏起毛になっていて、ネルシャツみたいな着心地だったんですよ。それを見た時に、「これはぜひ2シーズン目で作りたい」と思いました。グレーシャンブレー自体、ヴィンテージでもなかなか見かけないんですが、その中でも裏起毛というのが面白くて。今回はその素材を取り入れながら、1930年代ディティールとしてメタルボタン仕様に仕上げています。

──おすすめの合わせ方を教えてください。
裏起毛なので、Tシャツの上に羽織るだけでも暖かいです。展示会でも「グレーのシャツって珍しいですね」とか、「どう合わせたらいいですか?」という声をたくさんいただきました。僕は薄いデニムよりも、リジッドの濃いデニムやブラックパンツと合わせるのがおすすめですね。同シーズンで登場するブラックシャンブレーのパンツとも相性がいいので、セットアップ以外のコーディネートにも取り入れてもらえたら嬉しいです。グレーのワークシャツって意外とないので、新しい一枚としてクローゼットに加えてもらえたらと思っています。

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BIG YANKと言えばガチャポケは外せない
前回は山ポケットをテーマにしましたが、今回は1929年モデルのガチャポケットをベースにしています。チンストラップが付いた古い年代のモデルで、BIG YANKを代表するストームカフスよりも前の仕様なんです。
BIG YANKと言えばガチャポケは外せない
──今回はガチャポケットがテーマなんですね。
前回は山ポケットをテーマにしましたが、今回は1929年モデルのガチャポケットをベースにしています。チンストラップが付いた古い年代のモデルで、BIG YANKを代表するストームカフスよりも前の仕様なんです。なので袖口の形も違いますし、トリプルステッチがカフスまで抜けている縫製も当時ならではなので注目ですね。今回はブルーシャンブレー生地の一色展開で、青いカンヌキやメタルボタンなど、細かなディテールにもこだわりました。特にこのシャツには面白いディテールがたくさんあるので、そのあたりも細かく見てもらえたら嬉しいですね。



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山ポケット仕様のネルシャツに新色登場
このネルシャツは、1シーズン目から作り続けている定番です。山ポケット仕様のネルシャツは、ヴィンテージでも特に珍しいモデルなんです。26SSに続き今回もその山ポケ仕様をベースに、新しいチェックを作りました。
山ポケット仕様のネルシャツに新色登場
──ネルシャツは、最初のシーズンから続いている定番ですね。
このネルシャツは、1シーズン目から作り続けている定番です。山ポケット仕様のネルシャツは、ヴィンテージでも特に珍しいモデルなんです。26SSに続き今回もその山ポケ仕様をベースに、新しいチェックを作りました。ヴィンテージにはない太めのチェックで、グレーとブラックをベースにした配色です。前回はブルーとブラック、ホワイトとブラックを作りましたが、今回はあえてこの色を選びました。展示会でも「色がきれいですね」という声をたくさんいただきました。

──シルエットのバランスも魅力ですね。
身幅を少し広げて、着丈も長すぎず短すぎず。今のバランスで着てもらえるように調整しています。開襟のネルシャツをあまり着たことがない方にも、ぜひ一度挑戦してもらえたら嬉しいですね。
──ネルシャツはこれからも続けていきますか?
そうですね。このネルシャツはBIG YANKの定番として育てていきたいと思っています。来シーズンはまた違う配色やチェックも提案していきたいですね。SAINT Mxxxxxxとのコラボレーションでは、グリーン×ブラックのチェックも展開しています。そちらもぜひ見ていただけたらと思います。

──ハーフジップの新型も登場しますね。
そうですね。今回はハーフジップ仕様のチビチンストラップモデルも新しく作りました。ネルの配色やチェックの大きさはヴィンテージをベースにしていますが、このハーフジップという形は、BIG YANKらしさを感じてもらえる一着になったと思います。こちらもぜひ手に取っていただけたら嬉しいですね。
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革靴に合うブラックシャンブレーセットアップ
今回はブラックシャンブレーでセットアップを作りました。パンツは以前作ったワークパンツをベースにしていますが、秋冬らしく少し厚手のツイル生地を使っています。あまり太すぎないシルエットなので、ジャケットとも合わせやすいはずです。
革靴に合うブラックシャンブレーセットアップ
──ブラックシャンブレーのセットアップについて教えてください。
今回はブラックシャンブレーでセットアップを作りました。パンツは以前作ったワークパンツをベースにしていますが、秋冬らしく少し厚手のツイル生地を使っています。あまり太すぎないシルエットなので、ジャストサイズできれいに履いてもいいですし、1インチ上げて少しゆったり履くのもおすすめですね。

──おすすめの着こなしはありますか?
足元は、できればスニーカーではなく、革靴やブーツで合わせてもらいたいですね。ワークウェアなんですけど、少し大人っぽく着てもらえたらと思っています。


──細かなディテールにもこだわりがありますね。
パンツはSSシーズンのワークパンツと同じディテールをベースにしています。タグはあえて内側に入れているので、表からは見えません。それから、今シーズンからBIG YANKのオリジナルジッパーを作りました。新型ネルのハーフジップシャツにも、このパンツにも使っています。BIG YANKの刻印入りで、引き手も少し大きくしているので使いやすいです。

──ジャケットもセットアップで作られています。
ジャケットの裏地にはネル素材を使いました。1930〜40年代のヴィンテージでは、裏地がウールだったり、一枚仕立てだったりするものもありますが、今回はネルを選んでいます。実は、この裏地は今シーズンのハーフジップのネルシャツと同じチェックなんです。サーモンピンクとブラックの配色がすごく気に入っていて、普段は見えない部分なんですが、袖を通した時に楽しんでもらえたらと思ってます。ハトメジッパーや黒カンヌキ、黒パイピング、黒玉縁など、細かいディテールにもこだわっています。背中はあえてシンプルに仕上げているので、そういうバランスも見てもらえたら嬉しいですね。
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ayameと作り上げた普段使い出来るアイウェア
BIG YANKにはヴィンテージのアイウェアがないので、最初は「どういう形にしようか」と考えました。そこでayameさんと相談しながら、ヴィンテージのセイフティーグラスをイメージしつつ、普段使いやすい細身のフレームに仕上げました。
ayameと作り上げた普段使い出来るアイウェア

──ayameとのコラボで意識したことは?
BIG YANKにはヴィンテージのアイウェアがないので、最初は「どういう形にしようか」と考えました。そこでayameさんと相談しながら、ヴィンテージのセーフティグラスをイメージしつつ、普段使いしやすい細めのフレームにしています。フロントのヒンジのビス部分、つまりアイコンになる部分には、あえて何も入れずシンプルにしました。その代わり、サイドにはBIG YANKを象徴する菱形のディテールを入れています。

──カラー展開について教えてください。
今回はブラック、ブラウン、そしてブラックとクリアのツートンの3色を作りました。ブラックにはネイビーのレンズを合わせています。どんなスタイリングにも合わせやすいカラーなので、その日のコーディネートに合わせて楽しんでもらえたら嬉しいですね。このモデルをベースに、steven alanとのコラボレーションモデルも展開予定です。そちらもまた違った雰囲気に仕上がっているので、ぜひ楽しみにしていただけたら嬉しいですね。

──実際に藤原さんも愛用されているそうですね。
そうですね。ayameさんの作りは本当に丁寧で、僕も毎日のようにかけています。ワークウェアはもちろん、普段のコーディネートにも合わせやすい一本になったと思います。
ヴィンテージが好きだから、そのまま再現するんじゃなくて、今着たい服として提案したいんです。今回の26AWも、長く着てもらえる定番になってくれたら嬉しいですね。

















